〜 脇田雄太コラム 第18回 〜 「老後のお金について考える」
こんにちは!
ボロ物件投資家の脇田雄太です。
昨今、高齢者の年齢定義を70歳以上に引き上げるという議論が、国の諮問会議でなされているそうです。
現在の65歳以上という高齢者の定義を改め、70歳以上に引き上げた場合、
・雇用延長による労働者不足の解消
・介護保険や年金財政の健全化
などの問題に一定の効果が出来るわけで、今後も積極的な議論がなされると思います。
一方、そんな官民の思惑とは裏腹に、私たち国民は「70歳まで働き続ける」だけでなく、インフレが続く現在では年金の支給もあてになりません。
今回のコラムでは、そんな「老後のお金問題」について、私見を述べてみたいと思います。
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お金に関する不安
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サラリーマンを長年勤め、年齢も50代に差し掛かってくると、多くの方が「老後のお金について」真剣に考えるようになります。
「退職後の生活は?」「働き続けるには?」「年金はどうなる?」
そんな中、冒頭で触れた雇用延長などの措置があれば、老後の生活資金に余裕が出ることも期待出来るでしょう。
しかし、一般的な企業において、40代や50代の頃に稼いでいた給料が、70歳まで保証されるわけではありません。
それどころか、役職定年や再雇用などによる賃金の見直しで、所得が大幅にダウンすることも避けられません。
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国の年金はどうなる?
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一方、年金はどうでしょうか?
高齢者の定義を70歳に引き上げた場合、当然の結果として、年金の支給開始年齢も引き上げられることになるはず。
現在は原則、65歳から受給出来る年金の支給開始が5年遅くなれば、本人の体力や意思に関係なく、否応でも働かざるを得ないですよね…。
また、物価のインフレが続いている現在は、年金支給額の見直しがインフレに追い付かないという、実質的に目減りの状態が続いています。
さらに、そこへ追い討ちを掛けるのが、日本の年金財政。急速な少子高齢化が、さらなる年金財政の圧迫につながるわけで、今の若い世代などは将来の年金はあてにならない…と半ば諦めている方も増えている様子です。
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自分の力で確保しよう
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では、そんな老後におけるお金の問題について、私たちはどうしたら良いのか?
その解決策はただ1つ。
「国の施策や年金に頼ることなく、自分の力で老後のお金を確保する」ことです。
働いてお金を稼ぐのも良いですが、身体は衰えて行きますし、大きな病気でもすれば、収入が絶たれてしまうこともあるでしょう。
であれば、まだまだ元気なうちに本業と並行しながら、安定した経済基盤を築いておく必要があることは明白です。
実際、私自身も30歳でサラリーマンを辞め、専業大家として物件規模を拡大して来ました。おかげさまで現在は、生涯困らないレベルの収入源を確保出来たと自負しています。
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幸せな老後のために
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「貯蓄から投資へ」という国のスローガンを、みなさんもご存知かと思います。
国の財政が逼迫を続けている現在、政策や年金に依存することなく、自立した経済基盤を確立することは、これからの日本において避けることは出来ません。
そのため、多くの方がNISAを活用した株式投資を始めているのですが、老後の資金を増やそうと投資しているのに、損失を出して貯蓄が目減りしてしまった!なんてことになれば、老後の安定どころではないですよね?
ですから、体力や判断能力の優れている若いうちに、投資についての勉強や実践スキルを高めておいて下さい。私自身も、ボロ物件投資を通してそのお手伝いをすべく、積極的な情報発信に努めていくつもりです。
お金に関する不安を払拭し、多くのみなさんに幸せな老後を送ってもらいたいですね。
今回はこのへんで。
脇田雄太でした。